バッテリーはどれくらいで交換する？

車を動かすために「バッテリー」というのはとても重要なものですね。皆さんはこのバッテリーの役割というものを認識しているでしょうか。例えばエンジン始動をするときには、バッテリーから電流がセルモーターに流れることでエンジンが始動します。車においても最大限に電力を使うのはこのエンジンスタートの時なのです。ではこのバッテリーですが寿命というのはどれくらいなのでしょうか。
大体平均的なところというのは2年から5年だと言われていますね。しかしこれは車の使い方によって大きく左右されるものです。もしあまりその車を乗っていなかったり、夜間走行が多い、さらに近場での買い物だけに使うという「チョイ乗り」の場合にはそれだけ寿命が短くなります。バッテリーの交換時期に関しても早まることがあるので注意してみましょう。ではバッテリーの寿命が近づくとどんな症状が出てくるのでしょうか。例えば一番分かりやすい時にはエンジン始動の時にキーを回したときですね。つまりキュルキュルというセルモーターの回転音が鈍くなっていくのです。また他にも車を色々とチェックすることで色んなことが分かってきます。
パワーウィンドウの動きが遅いでしょうか、ヘッドライトは十分に明るいですか、バッテリー本体が膨れているように感じるでしょうか。さらにバッテリーの天板にバッテリー液が漏れていたり、端子の側に粉が吹いている時などはバッテリーの交換時期であるということができるでしょう。この点で定期的に保水をするということがとても重要になります。バッテリーというのは電気を発生させるために鉛の極板と希硫酸を化学反応させます。反応する時には水蒸気が発生して、それが蒸発していくうちにバッテリー液がどんどん減っていくのです。このように液が減って、内部の極版が露出するとバッテリーの寿命がもっと縮まることになります。こうしたことは自分でもしっかりと確認できることですのでぜひチェックしてみてください。