エンジントラブルは複雑
もしエンジンの本体とか動弁系の部品に故障が発生した時には、基本的にエンジンがかからなくなったり走行に支障というものが起きてきます。つまり軽いオイル漏れを除けばこうしたエンジン系のトラブルはかなりの致命傷になるのです。例えばよくあるのがエンジン本体であるブロックとかシリンダーヘッドというものが破損するという場合です。これが起きるとどうなってしまうでしょうか。
当然冷却水とかエンジンオイルが漏れてしまい、エンジンにとって重要な冷却性能や潤滑性能を維持することが難しくなってしまうのです。さらに燃焼室付近の損傷であれば、もはやガソリンと空気の混合気を圧縮させて燃焼させるプロセスを実行できなくなります。もちろんこのようなエンジン本体が破損するということはあまりありませんが、冷却水に不凍液が入っておらずに冬場に凍結&膨張したという例があるのです。さらに他にもよくあるのがエンジンオイルとか冷却水が漏れていたり、非常に枯渇していてエンジンが焼ついたということです。このようにエンジン本体の問題というのはそのほとんどがエンジンを保護するために行うべき「日常的メンテナンス」が不足したためであるということができるでしょう。ではどのようにしてこのエンジンのメンテナンスをすることができるのでしょうか。誰にでも簡単にできるのが「エンジンオイル」のチェックというものです。
エンジンオイルは当然ながらエンジンの燃焼と共に消費されていくものです。つまり最初に規定量を入れていても走行距離が延びることでだんだんと減っていくのです。また車が古いとオイルパンとかヘッドカバーの合せ部分のシールが劣化することになります。そしてそこからオイル漏れが発生するということです。さらにあまりラジエターのキャップを自分であけるというのはないかもしれませんが、冷却水のチェックをすることもとても重要になってくるのです。エンジンは自動車の心臓ですのでぜひこのようなことに注目してみてください。